玉川温泉の旅館からすぐそばのところに、「自然研究路」と呼ばれる遊歩道があります。
国立公園の敷地にあるこの研究路は、一周1kmほどの遊歩道で、30分ほどで歩ける距離です。
この自然研究路こそが、玉川温泉の大本である源泉湧出口のありかなのです。
まず注目すべきは、大噴(おおぶき)と呼ばれる源泉湧出口です。
98度の熱湯が1分間に9000ℓも吹きあがる様には、見惚れる人も多いそうです。
また、ここは温泉成分たっぷりの濃厚な蒸気が立ち込めているため、気管支系の疾患を持つ方が蒸気吸入を行なうこともあるそうです。
この路に立てば、自然の織り成す玉川温泉の迫力に圧倒されることでしょう。
この大噴から噴き出た温泉は、幅3mほどの「湯の川」となって旅館まで流れていきます。
一切人間の手が加えられていない、純度100%の温泉です。
それが川となって流れるのだから驚きですよね!?
温泉成分の結晶である「湯の花」を採取するために、途中で桶が置かれています。
大噴や湯の川、そして奥地にある噴気孔などは、自然の素晴らしさとともに脅威さえも感じる場所です。
大噴を越えると見えてくるのが、日本で唯一の天然の岩盤浴です。
これは玉川温泉の名物でもあります。
ここは入場無料のため、地元の方や、観光客で連日大賑わいだそうです。
中でも一番人気は、20人収容できる大型テントです。
しかし、敷物などをきちんと準備してくれば、どこでも岩盤浴は楽しむことができます。
なるべく平らで、心地よい程度の地熱で温められた部分を探してみるのがポイントのようです。
体から良質の汗が大量に出てくる岩盤浴は、デトックス効果があるのはもちろんのこと、北投石によるホルミシス効果で免疫力の向上も期待できます。
大自然で心も体も癒される玉川温泉。自然研究路には、その効果がぎゅっと詰まっているようです。