秋田をせっかく訪れるのなら、玉川温泉での療養だけでなく、温泉地秋田も合わせて楽しみたいと考えた私は、玉川温泉近くのスポットも調べてみることにしました。
まず、見つけたのは「抱返り渓谷」です。秋田県仙北市にある抱返り渓谷は、玉川温泉から車で90分ほどのところにあります。
ここは、田沢湖抱返り県立自然公園に指定されている雄大な自然が楽しめる場所で、「東北の耶馬渓」とも呼ばれています。
そもそも、抱返り渓谷という名前の由来は、その狭く急な地形からきているのだそうです。つまり、人がすれ違うときには、お互いに抱き合って振り返る必要があるほどの道であるのです。
もちろん、現在では遊歩道がしっかり整備されているため、回顧ノ滝や百尋滝などさまざまな大きさの滝や急流、巫女岩、山伏岩など変わった形の岩などを手軽に見学することができます。
この抱返り渓谷、実は田沢湖のすぐ南側にあります。訪れた際には、ぜひ両方の絶景を見比べて見たいものです。
また、抱返り渓谷の下流には角館があります。角館とは、この地区にある国選定重要伝統的建造物群保存地区のことで、ここにはいくつもの武家屋敷や平福記念美術館など、当時の建造物が数多く残されています。
このことから、ここは「みちのくの小京都」と呼ばれ知られており、なんと年間200万人もの人々が訪れる、東北でも有数の観光スポットになっているそうです。
抱返り渓谷を訪れるなら、春と秋の季節がお勧めだそうです。
春、特に5月ごろは新緑が美しく、光が満ち溢れる力強い渓谷美を眺めることができます。
また秋には、10月中旬ごろから紅葉を楽しむことができます。モミジやイチョウをはじめとする多くの木々が色づき、黄色から赤にかけての美しいグラデーションは絶景でしょう。特に、「神の岩橋」と呼ばれるつり橋から見える景色は格別だそうです。
湯治場では、ゆっくり湯に浸かって効能を期待することが中心になるのは当然のことです。しかし、こうした自然の絶景を眺めにいくことも、心の癒しのために大切なのかもしれません。